愛猫の健康を守るために、私たちは日々さまざまな対策を講じていますよね。
特に、ノミやマダニ、フィラリアなどの寄生虫は、猫ちゃんの健康を脅かす大敵。そんな中で、多くの飼い主さんが選んでいるのが「ネクスガードキャットコンボ」です。
このオールインワンの寄生虫駆除薬は、猫ちゃんの健康を守る強い味方になってくれます。でも、正しく使わなければ、せっかくの効果も半減してしまいますよね。
そこで今回は、ネクスガードキャットコンボの使い方と副作用を気にされているあなたに向けて、その使用方法や注意点をわかりやすく解説していきます。
ぜひ愛猫の健康管理に役立ててくださいね!
ネクスガードキャットコンボの使い方
ネクスガードキャットコンボの仕組み
ネクスガードキャットコンボは、3種類の有効成分が含まれているんです。
エサフォキソラネル、プラジクアンテル、エプリノメクチンという成分が配合されていて、それぞれ寄生虫に対して異なる働きをするんですよ。
エサフォキソラネルは、ノミやマダニなどの外部寄生虫の神経系を攻撃して、体を動かせなくさせて死滅させます。
プラジカンテルは、サナダムシや猫条虫などの条虫の細胞膜にダメージを与えて死滅させるんです。
エプリノメクチンは、回虫類の筋肉細胞を麻痺させて死滅させる働きがあります。
このように、ネクスガードキャットコンボには3つの有効成分が含まれており、それぞれが異なるタイプの寄生虫に対しての効果が期待できるんです。
首の後ろに薬液を垂らした後、ちょっとマッサージしてあげると、薬が体内に吸収されやすくなりますよ。
こんな風に、それぞれの成分が得意な寄生虫にアプローチすることで、ネクスガードキャットコンボは効果的に寄生虫対策ができるんです。
効果・即効性
ネクスガードキャットコンボは、投与後すぐに体内に吸収されて効果を発揮し始めるんです。投与したその日から、ノミやマダニ、ミミヒゼンダニなどの外部寄生虫に効果が期待できるんですよ。
しかし、効果の発現時間は個体差があるため、全ての猫ちゃんに対して即効性を保証するものではありません。
フィラリアの予防効果が出るまでには、もう少し時間がかかります。体内に薬が行き渡るのに、2〜3日ほどかかるからです。
そして、ネクスガードキャットコンボの効果は長く続くのも特徴。
なんと、1回の投与で約1ヵ月間も効果の持続が期待できるんです!
これは、有効成分が体内でゆっくりと放出されるから。
きちんと効果を発揮させるために、飼い主さんが忘れずに投与スケジュールを管理してあげてくださいね。
使用期間
ネクスガードキャットコンボは、基本的に1年中使用することができるんです。
でも、フィラリア予防を目的とする場合は、少し注意が必要ですよ。フィラリアは蚊が媒介する寄生虫なので、蚊が発生する時期に合わせて投与する必要があるんですね。
具体的には、蚊の発生する1ヵ月前から、蚊の発生が終息する1ヵ月後まで投与します。
例えば、東京だと6月から11月頃までが蚊の発生時期なので、5月から12月まで毎月投与することになります。
一方、ノミやマダニ、回虫などの駆除が目的の場合は、1年を通して毎月投与するのがおすすめです。ノミやマダニは冬でも室内で発生することがあるので、年間を通した予防が大切なんです。
また、回虫などの内部寄生虫は、季節に関係なく感染のリスクがあります。だから、愛猫の健康を守るためには、できるだけ空白の期間を作らないように、定期的に投与し続けることが重要なんです。
獣医さんとよく相談して、愛猫に合った投与スケジュールを立ててくださいね!
乾くまで触れない?
ネクスガードキャットコンボを愛猫に投与した後は、薬剤が完全に乾くまで触れないようにしましょう。
薬剤が乾ききる前に触ってしまうと、薬の成分が手に付着する可能性があるんです。
そうなると、飼い主さんの体内に薬が吸収されてしまったり、目に入ったりする危険性も。
特に小さなお子さんがいるご家庭では、投与後しばらくは愛猫に触らせないよう注意が必要です。
また、薬剤が乾ききる前に愛猫が投与部位を舐めてしまうと、口から薬を摂取してしまうかもしれません。そうすると、副作用が出る可能性が高くなるんです。
だから投与後は、愛猫が舐めないように見守ることが大切。
もし多頭飼いの場合は、他の子が舐めてしまわないよう、部屋を分けるなどの工夫も必要かもしれませんね。
薬剤が乾くまでの時間は、おおよそ30分から1時間ほど。
その間はなるべく愛猫の様子を見守り、異常がないか確認してあげてくださいね!
ネクスガードキャットコンボの副作用
副作用まとめ
ネクスガードキャットコンボを使用した際に起こりうる副作用は、主に以下のようなものが報告されています。
一過性の流涎(よだれ)
ネコちゃんが投与部位を舐めてしまうと、一時的によだれを垂らす症状が出ることがあります。投与後は舐めないよう注意が必要です。
投与部位の脱毛およびかゆみ
薬剤の刺激で、投与した部分の被毛が抜けたり、かゆみを伴うこともあります。過敏症状の可能性もあるので、症状が続く場合は獣医さんに相談しましょう。
食欲不振
ごくまれに食欲が落ちる場合があります。
嘔吐
吐き気を催して嘔吐する場合もあり得ます。
下痢
まれに下痢を起こすこともあるようです。
これらの症状が出た場合は、すぐに獣医さんに相談しましょう。ただし、ほとんどが軽症で一時的なものだと考えられています。
愛猫の様子をよく観察し、異常が見られれば早めに対応することが大切ですね!
舐めたらどうなる?
ネクスガードキャットコンボを愛猫が舐めてしまった場合、一過性の流涎(りゅうぜん)が起こることがあります。先ほども少しお話しましたが、流涎っていうのはヨダレをダラダラ垂らしちゃう症状のことなんです。
口をペチャペチャ鳴らしていたり、口から泡を吹いていたりすることもあるんです。
これは、薬の成分が口の中に入ってしまったことで起こる反応で、一時的なものなので心配はいりません。
でも、大量に舐めとってしまうと、口から薬を摂取することになるので、嘔吐などの副作用が出る可能性が高くなっちゃうんです。
だから、ネクスガードキャットコンボを投与した後は、しっかり乾くまで舐めさせないように注意することが大切ですね。
具体的には、こんな工夫をしてみてください。
もし万が一、嘔吐などの症状が出てしまったら、すぐに獣医さんに相談しましょう。
でも心配しすぎないでくださいね。先ほどもお話したように、ほとんどの場合は軽い症状で済むことが多いですから。
投与後の愛猫の様子を見守りつつ、異常があればすぐに対応すれば大丈夫ですよ。
シャンプーはいつからできる?
ネクスガードキャットコンボを愛猫に投与した後は、シャンプーや水浴の時期について気になりますよね。
実は、ネクスガードキャットコンボ投与後のシャンプーや水浴の影響については、まだ十分な検証がされていないんです。
でも、そんなに心配しないでください。
一般的には、投与後2日間はシャンプーや水浴を控えるのが望ましいとされているんです。
薬剤が皮膚から吸収されるまでには、ある程度の時間が必要だからなんですね。
もしこの間にシャンプーをしてしまうと、薬の成分が洗い流されてしまい、十分な効果が得られなくなる可能性があるんです。
だから、念のため2日くらいは我慢してあげるのがベストですよ。
でも、どうしても早めにシャンプーをしたい場合は、こんな工夫をしてみてください。
こうすれば、薬の吸収を妨げずにお手入れができますね。
2日以上経過したら、いつも通りシャンプーしても大丈夫です。
でも、万が一投与部位が赤くなったりかゆがったりしていたら、皮膚に刺激があるサインかもしれません。
その場合は、獣医さんに相談してから、シャンプーするようにしてくださいね。
愛猫の健康状態をよく見ながら、無理のない範囲でシャンプーを行うのがポイントですよ!
その他の注意点
ネクスガードキャットコンボを使う上で、他にもいくつか注意点があるので紹介しますね。
●ノミがたくさんいる猫ちゃんや、初めて使う場合は、猫ちゃんのお気に入りの場所(ベッドやクッションなど)もしっかり掃除機をかけるのがおすすめ。ノミの卵や幼虫がいると、また猫ちゃんに付いちゃうかも。
●一緒に暮らしている他の猫ちゃんやワンちゃんにもノミ対策をしてあげると、お家全体のノミ退治になって効果的ですよ。
●ネクスガードキャットコンボを使う前に、必ず獣医さんに相談して、フィラリア検査を受けてくださいね。もしフィラリアに感染していたら、急に大量の幼虫が死んじゃって危険なことがあるんです。
●このお薬はフィラリアの成虫には効かないので、注意が必要です。
●ネクスガードキャットコンボは、これらの寄生虫対策としてはとってもおすすめのお薬です。でも、ノミやマダニ、フィラリアなどを媒介する病気を完全に防げるわけではありません。
●このお薬で駆除された条虫は、バラバラになって半透明の状態で排泄されるので、うんちをチェックするときは注意深く見てくださいね。
こんな感じで、ネクスガードキャットコンボを使うときは色々と気を付けることがあるんです。
でも、愛猫の健康のためには欠かせないお薬だと思うので、上手に使って寄生虫対策をしっかりしてあげてくださいね!
「ネクスガードキャットコンボの使い方と副作用」のまとめ
それではこの記事の内容をまとめます!