こんにちは!猫ちゃんを飼っている方なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
そう、猫ちゃんがお腹を見せてゴロンと転がる姿。
飼い猫ちゃんがお腹を見せるのは、飼い主さんへの信頼の証だったり、遊んでほしいアピールだったりしますよね。
でも、野良猫ちゃんがお腹を見せているのを見かけたら、どう思いますか?
「あれ?野良猫ちゃんなのに、お腹を見せるなんて珍しいな~」
「お腹を見せてるってことは、触っても大丈夫なのかな?」
なんて疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
実は、野良猫ちゃんがお腹を見せる行動には、飼い猫ちゃんとは違った意味があるんです。
野良猫ちゃんの気持ちを誤解して触ろうとすると、思わぬ事態を招いてしまうかも!?
そこで今回は、野良猫ちゃんがお腹を見せる理由と、その時の正しい対処法についてお話ししたいと思います。
野良猫ちゃんの気持ちを理解して、上手に接することができれば、野良猫ちゃんともっと仲良くなれるかもしれませんよ!
お腹を見せる野良猫のキモチ
野生の猫はお腹を見せることがある?
野生の猫ちゃん、つまりノラちゃんは、普段お腹を見せることはほとんどないんです。
だって、お腹は猫ちゃんにとって、骨で守られていないとっても大切な部分だから。
外敵から身を守るために、無防備な姿勢を見せるなんて、とてもじゃないけど出来ないんです。
でも、時々例外もあるんです。
ノラちゃんでも、こんな時にはお腹を見せてゴロンとすることがあるんですって。
✔ 安心できる場所だと思っている時
✔ 仲良しの猫ちゃんと一緒にいて安心している時
✔ 日向ぼっこをしてリラックスしている時
つまりノラちゃんは、警戒心を解いて安心できる環境じゃないと、お腹を見せることはないってことなんですね。
お腹を見せていたら触ってもいい?
野良猫ちゃんがお腹を見せてゴロンとしていたら、つい触りたくなっちゃいますよね。
でも、それはNGなんです!
確かに、お腹を見せるってことは、野良猫ちゃんからすると「ここは安全な場所だよ」というサインなのかもしれません。
でも、それは人に甘えているわけではないんです。
むしろ、いきなり近づいたり触ったりすると、野良猫ちゃんから威嚇されたり、ひっかかれたりする危険性もあるんですよ。
野良猫ちゃんは、外敵から身を守るために普段からとっても警戒心が強く、お腹を見せていたとしてもそれは無防備になっているわけではないんです。
もし、野良猫ちゃんがお腹を見せていたら、こんなことに気をつけましょう。
✔ 急に近づかない
✔ いきなり触ろうとしない
✔ 野良猫ちゃんの様子をよく観察する
✔ 少しずつ距離を縮めていく
野良猫ちゃんがリラックスしている様子なら、そっと近づいてみるのもいいかもしれません。
でも、触るのはまだ早いですよ。
野良猫ちゃんに嫌われないように、ゆっくり信頼関係を築いていくことが大切なんです。
お腹を見せてゴロゴロするのはなぜ?
野良猫ちゃんがお腹を見せてゴロゴロしているのを見ると、つい「甘えているのかな?」なんて思っちゃいますよね。
でも、実はそれには違う理由があるんです。
先ほどもお伝えしたように、野良猫ちゃんがお腹を見せるのは「ここは安全な場所だ」と認識している証拠なんです。お腹は猫ちゃんの急所だから、危険を感じていたらお腹を見せたりはしません。
でも、お腹を見せているからといって、すぐに触っていいわけではありません。
野良猫ちゃんは、人間に甘えているわけではないんです。
お腹を見せてゴロゴロしている理由は、こんなことが考えられます。
✔ 日向ぼっこをしてリラックスしている
✔ お腹が空いていてエサをねだっている
✔ 体温調節のためにお腹を出している
特に、お腹が空いている野良猫ちゃんは、エサをもらった経験から人に懐くこともあるんです。
でも、エサをもらえないとわかると、すぐにその場を立ち去ってしまうこともありますよ。
また、野良猫ちゃんは普段から警戒心が強いので、お腹を触ろうとすると突然猫パンチをしてくることも。
これは、一瞬気を許したけれど、やっぱり警戒心が出てきたからなんですね。
野良猫ちゃんがお腹を見せてゴロゴロしていても、むやみに触ったりせず、まずはその様子をよく見守ることが大切です。
そっと見守っていると、野良猫ちゃんの気持ちが少しずつわかってくるはずですよ。
お腹をみせてくねくねするのはなぜ?
野良猫ちゃんがお腹を見せてくねくねしている姿、とってもかわいいですよね。
でも、一体どんな気持ちでそんな仕草をしているのでしょうか?
考えられる理由はこちら。
発情期のメス猫のアピール
避妊手術をしていないメス猫は、発情期になるとオス猫を誘うために、お腹を見せてくねくねすることがあります。 背中を床につけてくねくねしたり大きな声で鳴いたりするのは、発情のサインなんですね。
遊びに誘っている
子猫の頃からお腹を見せてくねくねするのは、遊びに誘う仕草のひとつ。野良猫ちゃんも人に慣れていて、構ってほしい時にこんな風にアピールすることがあるんです。
興奮している
マタタビやキャットニップの匂いを嗅いで興奮した時、お腹を見せてくねくねすることも。恍惚(こうこつ)とした表情で、くねくねしている姿は、とってもキュートですよね。
背中がかゆい
背中の真ん中あたりは、猫ちゃんは自分で掻くことができないんです。だから床に転がってくねくねすることで、背中をこすりつけて掻いているのかもしれません^^
お腹を見せるのに噛むのはなぜ?
野良猫ちゃんがお腹を見せてくれたのに、いざ触ろうとすると噛まれちゃった!なんて経験ありませんか?
一体どうしてなのでしょうか?
これまでお話したように、野良猫ちゃんがお腹を見せるのは必ずしも「撫でて欲しい」というサインではないんです。
だからお腹を見せていても、いきなり触られるのは嫌なようです。
野良猫ちゃんは警戒心が強いので、いきなり触られると驚いて噛んでしまうこともあるんですね。
特に、野良猫ちゃんは人間に対して完全に心を開いているわけではありません。
お腹を見せるのは、一時的に気を許しているだけかもしれないのです。
お腹見せるのに威嚇してくる
今度は、野良猫ちゃんがお腹を見せているのに、近づくと威嚇してくるパターンです。
一体どういうことなのでしょうか?
野良猫ちゃんがお腹を見せるのは、必ずしも「撫でて欲しい」というサインではないことは、これまでの通りです。
お腹を見せる理由である、
✔ ここは自分のテリトリーだとアピールしている
✔ リラックスして油断している
✔ 体温調節のためにお腹を見せている
こんな状態のときにいきなり触ろうとしたら、「シャーッ」て言われても当然かもしれません^^
でも、中には人に慣れていて、構って欲しくてお腹を見せる野良猫ちゃんもいるんです。
そんな時は、まずはそっと様子を見るのがポイント。
✔ 猫ちゃんの様子をよく観察する
✔ ゆっくり近づいてみる
✔ いきなりお腹は触らず、頭や背中から撫でてみる
このように野良猫ちゃんの気持ちを汲み取りながら、ゆっくり信頼関係を築いていくことが大切なんですね。
お腹を見せているからといって、すぐに甘えモードだと思わないこと。
野良猫ちゃんなりの理由があるんだと理解して、上手にコミュニケーションをとっていきましょう。
威嚇されても怖がらずに、野良猫ちゃんのペースに合わせてあげることが、仲良くなるコツかもしれませんよ!
人前で寝る!座る!はどんな意味?
そもそも論なのですが、野良猫ちゃんが人前でゴロンと寝そべったり、座ったりするのはどんな意味があるんでしょう?
ちょっとこれまでと重複するところもありますが、これまでの行動パターンをまとめるとこんな感じです。
ここは自分のテリトリーだとアピールしている
野良猫ちゃんにとって、自分のテリトリーは大切な場所。人前でわざと寝そべったり座ったりすることで、「ここは私の縄張りよ!」と主張しているのかもしれません。
人に慣れていて安心している
人間に餌をもらったことがある野良猫ちゃんは、人を怖がらずに近くにいることができます。人前で寝そべるということは、その場所が安全だと認識しているからこそできる行動なんですね。
日向ぼっこを楽しんでいる
野良猫ちゃんも、暖かい日差しの下でまどろむのが好き。人通りが多い場所でも、日向ぼっこに夢中になってつい寝てしまうことがあるようです。
体調が悪い
もし野良猫ちゃんが動けないように見える場合は、体調が悪くて動けないのかもしれません。そんな時は無理に触ったりせず、そっと見守ってあげましょう。
野良猫ちゃんに遭遇した時は、まずはその様子をよく観察すること。
そして、野良猫ちゃんを驚かさないように、ゆっくり離れていくのがベストな対応ですよ。
お腹を見せる飼い猫のキモチ
名前を呼ぶとお腹を見せるのは?
さてさて、前半戦でノラちゃんのお話を詳しくしましたので、ここからは飼い猫ちゃんにフォーカスしてお話していきましょう。
突然ですが、飼い猫ちゃんの名前を呼ぶと、ゴロンとお腹を見せてくれることありますよね。
これって、一体どんな意味があるのでしょうか?
実は、飼い猫ちゃんが名前を呼ばれてお腹を見せるのは、とっても嬉しい証拠なんです!
飼い主さんに呼ばれて、すごくご機嫌な状態だということなのです。
お腹を見せるのは、飼い猫ちゃんからすると「ここは安全な場所だよ」「あなたを信頼しているよ」というサインでもあります。
だって、お腹は猫ちゃんの急所だから、誰にでも簡単に見せたりしないんですよ。
でも、信頼している飼い主さんに名前を呼ばれると、つい嬉しくなっちゃって、無防備にお腹を見せてごろんごろんしちゃうんですね。
まるで、こんな感じでしょうか。
「名前呼ばれて嬉しいにゃ~。ちょっとごろんごろんするから、こっちに来てよ~」
そんな風に、飼い主さんを誘っているようにも見えますよね^^
また、お腹を見せるのは甘えたい証拠でもあります。
子猫の頃は、お母さん猫にお腹を見せて甘えていたもの。
その名残で、大好きな飼い主さんにもお腹を見せて甘えているのかもしれません。
このように、飼い猫ちゃんが名前を呼ばれてお腹を見せるのは、飼い主さんへの信頼と愛情の表れなんですね。
そんな可愛い仕草を見せてくれたら、思わずキュンとしちゃいますよね!
帰宅するとお腹を見せる理由
これも先ほどと同じように、飼い主さんが帰ってきたことがうれしくて、すごくご機嫌な証なのです。
ただし飼い猫だからといって、いきなりお腹を触るのはNGです。
お腹は急所だから、たとえ飼い主さんでも触られるのを嫌がる猫ちゃんも多いんです。
まずは、頭や背中など、お腹以外の場所を優しく撫でてあげましょう。
そうすれば、もっと飼い主さんを信頼してくれるはずですよ。
先住猫がお腹を見せるケース
先住猫が新入り猫にお腹を見せることがあるって知っていましたか?
実は、先住猫が新入り猫にお腹を見せるのは、とってもスピリチュアルな意味があるんです。
まずこれまで通り、お腹を見せるのは「ここは安全な場所だよ」というサインです。
先住猫は、新入り猫に対して「この家は安心して暮らせる場所だよ」と伝えているんですね。
また、お腹を見せるのは「あなたを受け入れるよ」という意思表示でもあります。
先住猫は、新入り猫を家族の一員として認めているということなのです。
でも、お腹を見せているからといって、すぐに仲良くなれるわけではありません。
新入り猫が先住猫のテリトリーに入ってきたことで、先住猫は少しストレスを感じているかもしれません。
だから、お腹を見せた後は、しばらく様子を見ることが大切です。
先住猫と新入り猫の関係性を、ゆっくり見守ってあげましょう。
もし、先住猫が新入り猫に威嚇したり、攻撃的な行動を取ったりするようなら、無理に一緒にさせないことも大切です。
猫同士の相性もあるので、時間をかけて徐々に慣れさせていくことが重要ですよ。
飼い主さんが2匹の様子をよく見て、上手に関係性を築いていけるようサポートしてあげることが大切なんです。
野良猫がお腹を見せるのはなぜ?のまとめ
それでは最後に、この記事をまとめます!