愛猫が糖尿病と診断されて、ちゅーるをあげても大丈夫か心配になっている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
この記事では、糖尿病の猫にちゅーるを与える際の注意点や、おすすめの与え方をご紹介します。また、療法食などの糖尿病に適したフードの選び方、食事管理のコツなども詳しく解説していきます。
愛猫の健康を第一に考えつつ、この記事を通して「ちゅーる」を上手に活用する方法を一緒に見つけていきましょう!
猫が糖尿病|ちゅーるは大丈夫?
糖尿病の猫にちゅーるは大丈夫?
糖尿病の猫にちゅーるをあげるのは、基本的にはおすすめできません。その理由は、ちゅーるには糖質が多く含まれているからです。
例えば、ちゅーるの原材料を見てみると、砂糖やでんぷんなどの炭水化物が使われていることが多いんです。これらの成分は、食べると血糖値を上げてしまう働きがあります。糖尿病の猫は、もともと血糖値が高めの状態が続いているので、これ以上血糖値を上げてしまうと症状が悪化してしまう可能性があるんですよね。
ただ、ちゅーるをあげないと全然ご飯を食べてくれないという子もいるかもしれません。そんな時は、ほんの少量のちゅーるをごはんに混ぜてあげるのはアリだと思います。でも、ちゅーるだけを与えるのは避けた方が無難ですね。むしろ、糖尿病用の療法食を主体にして、おやつはなるべく控えめにするのがおすすめです。療法食は獣医さんに相談して決めると良いでしょう。
あとは、体重管理もすごく大事なポイント。肥満になると糖尿病が悪化しやすいので、適正体重を保てるように気をつけてあげてくださいね。このように、糖尿病の子には基本的にちゅーるは向きませんが、ごはんに混ぜる程度なら大丈夫です。でも一番は、獣医さんとよく相談して、療法食中心の食事管理を心がけることが大切ですよ。
糖尿病の猫は食欲がなくなる?
糖尿病の猫ちゃんは、食欲不振になることがあります。でも一概に全ての子がそうなるわけではないんです。
例えば、初期の段階だと逆に食欲が増すこともあるんですよ。これは体内でインスリンが上手く働かないから、エネルギー不足を感じて余計に食べようとするんです。
でも病気が進行してくると、だんだんと食欲が落ちてくる傾向にあります。特に合併症を起こしていたり、体調が悪化していたりすると、食べる気力がなくなってしまうみたい。
食欲不振の原因としては、こんなことが考えられます。
もし愛猫が急に食べなくなったら、他の症状もないか確認してみてくださいね。そして、早めに獣医さんに相談するのがおすすめです。
食欲不振が続くと栄養不足になるし、脱水も進んでしまうので、放っておくのは危険なんです。点滴などで栄養補給をしたり、食欲増進剤を使ったりと、対処法はいろいろあります。
ただ、糖尿病だからといって必ずしも食欲がなくなるわけではないので一概には言えません。むしろ、しっかりと管理していれば普通に食欲が維持できることも多いんですよ。
大切なのは、日頃から愛猫の食欲の変化に気を配ること。ちょっとした変化も見逃さないようにしてあげてくださいね!
血糖値を下げる方法は?
糖尿病の猫ちゃんの血糖値を下げるには、いくつかの方法があるんです。
まず大切なのが、食事療法。獣医さんと相談して、糖質の少ない療法食に切り替えるのがおすすめです。炭水化物を控えめにして、良質なタンパク質を多めに摂ることで、血糖値の上昇を抑えられるんですよ。
でも急に食事内容を変えると、猫ちゃんが食べてくれなくなっちゃうかも。だから、今までのフードと新しいフードを少しずつ混ぜながら、ゆっくり切り替えていくのがポイントです。
あとは、適度な運動も血糖値対策に効果的。室内飼いの子は特に運動不足になりがちだから、おもちゃで遊ばせたり、キャットタワーを設置したりして、体を動かす機会を増やしてあげましょう。
インスリン注射が必要な場合もあります。自宅でインスリン注射をする際は、獣医さんにしっかり手順を教わって、時間を決めて行うことが大切。注射のタイミングとご飯のタイミングもずらさないようにしてくださいね。
血糖値を下げる具体的な方法をまとめると、こんな感じです。
ただ、療法食に変更する際は、必ず獣医さんとよく相談してから始めてくださいね。猫ちゃんの状態に合わせた食事療法が何より大切です。
あと、前述の通り、ちゅーるのような市販のおやつは糖質が多いので、血糖コントロール中はできるだけ控えめに。代わりに、茹でた鶏肉やかつお節など、糖質の少ないおやつを上げるのがおすすめですよ。
血糖値を下げるには、飼い主さんのサポートが不可欠。食事と運動のコントロールを頑張って、猫ちゃんの健康を一緒に守っていきましょうね!
糖尿病の猫は長生きできる?
糖尿病と診断されても、あきらめないでくださいね。実は、きちんと治療やケアをすれば、糖尿病の猫ちゃんでも十分に長生きできるんです。
例えば、編集部スタッフのお友達の家の猫ちゃんは、8歳の時に糖尿病になりました。最初は注射が必要で大変だったけど、食事療法と運動で体重が減ったら、注射をしなくても大丈夫になったんですよ。
結局その猫ちゃんは、18歳まで元気に過ごせました。10年も一緒にいられたなんて凄いことですよね!
でも、糖尿病の子が長生きするためには飼い主さんの協力が不可欠。具体的にはこんなことが大切になってきます。
もちろん、糖尿病が重症化したり、合併症を起こしたりすると、寿命が縮んでしまう可能性もあります。だからこそ、日頃からの予防と管理が何より大切なんです。
飼い主さんが、愛情を持ってサポートしてあげれば、糖尿病の子だって十分に天寿を全うできるはず。諦めないで、一緒に頑張っていきましょうね!
治療費が払えない場合
糖尿病の治療費って結構かかりますよね…。
インスリン注射に通院、検査代にフード代…。でも、愛猫のためにはなんとかしたいって思うのが飼い主さんの心情だと思います。
でも大丈夫!治療費が払えないからって、あきらめる必要はありません。まずは、かかりつけの獣医さんとよく相談することから始めましょう。
獣医さんに正直に経済的な事情を話して、なるべく負担の少ない治療法を一緒に考えてもらうのがおすすめ。
例えば、こんな方法があります。
もちろん、症状によっては多少の妥協が難しい場合もあるけど、まずは相談してみる価値はあるはず。
それから、ペット保険に加入しているなら、保険会社に糖尿病が適用されるか確認してみるのも手です。もし適用外でも、他社の保険に乗り換えられるか聞いてみましょう。
あとは、動物愛護団体などで医療費の助成をしているところもあるので、そういった制度を利用するのもアリかも。
例えば、こんな団体があります。
・ペットライフサポート協会
・アニマルホスピスケア協会
・セラピア動物基金
ただ、助成を受けるには条件があったりするから、事前によく確認してくださいね。
お金の問題で治療を諦めるのは、飼い主さんも猫ちゃんも辛いはず。でも、一人で抱え込まずに周りの力を借りながら、できる範囲で頑張っていきましょう。
きっと、愛猫も飼い主さんの愛情が伝わってくるはずだから。二人三脚で、糖尿病に負けない生活を目指してくださいね!
治療しないという選択
糖尿病と診断された愛猫を治療しないという選択肢について考えてみましょう。でも、その前に大切なことを伝えたいの。
糖尿病を放置すると、猫ちゃんの健康状態はどんどん悪くなっていくんです。具体的には、こんな症状が出てくる可能性があります。
こうなる前に、できることから始めてあげたいですよね。
確かに、糖尿病の治療って大変だし、お金もかかります。インスリン注射に通院、検査代に療法食代…。続けていくのは簡単じゃないかもしれません。
でも、治療を全くしないというのは、ちょっと考え直した方がいいと思うんです。愛猫の命に関わる問題だから、安易に決めるべきじゃないですからね。
まずは、かかりつけの獣医さんとよく相談してみてください。治療費を抑える工夫があるかもしれません。
あとは、ペット保険に加入するのも一つの手。保険が適用される条件はあるけど、長期的には負担が減るかもしれません。
もちろん、どうしても治療が難しいという状況もあるでしょう。でもその時は、せめて症状を和らげるケアだけでもしてあげたいな。
例えば、ちゅーるを食欲増進に使ったり、脱水を防ぐために水分補給を工夫したり。愛情いっぱいのスキンシップで、猫ちゃんの心までケアしてあげてください。
最期まで、猫ちゃんに寄り添う覚悟があるなら、治療をしないという選択肢もアリかもしれません。でも、その決断は慎重に、できれば獣医さんと相談しながら考えていってほしいんです。
何があっても、飼い主さんが後悔しないことが大切。猫ちゃんとの絆を信じて、できる範囲で最善を尽くしてあげてくださいね!
猫が糖尿病|ちゅーる以外の食事のススメ
手作りの食事
糖尿病の猫ちゃんのご飯作り、大変そうだなって思うかもしれません。でも大丈夫、ちょっとしたコツさえつかめば、そんなに難しくないんです。
手作り食のポイントは、高タンパク質、低炭水化物であること。具体的には、以下のような食材がおすすめです。
これらの食材を茹でたり、蒸したりして柔らかくし、細かく刻んであげるのがおすすめの調理法です。レバーなどの臓物は、ビタミンが多いけど与えすぎには注意してくださいね。
ご飯の配合例としては、こんな感じ。
タンパク質源を中心に、野菜を少し加えた構成になります。もちろん、猫ちゃんの好みに合わせて、食材の種類や分量は調整してみてください。
ただ、手作り食だけだと栄養バランスが偏りがちなので、市販の療法食と組み合わせるのがおすすめ。手作り食を1日1~2食、療法食を1~2食、といった感じで。
あとは、ちゅーるのような市販のおやつは控えめにするのが賢明です。糖質が多いし、カロリーオーバーの原因にもなるから、ごはんに混ぜる程度にとどめておきましょう。
糖尿病の子の食事療法は、飼い主さんの工夫次第でかなりコントロールできるんです。でも、急に変えるのは猫ちゃんの負担になるから、徐々に切り替えていくのがポイント。
獣医さんとよく相談しながら、愛猫に合ったオリジナルメニューを見つけていってくださいね。きっと、美味しくて健康的なご飯ができるはずです!
食事療法のみで改善する?
猫の糖尿病は、食事療法だけで完治させるのは難しいかもしれません。でも、食事管理はとっても大切な治療法の一つなんです。
獣医さんと相談しながら、低炭水化物・高タンパク質の療法食に切り替えることで、血糖値の上昇を抑えることができるんですよ。
例えば、こんな食事のポイントがあります。
でも、重症の場合はインスリン注射など他の治療を組み合わせる必要があるでしょう。
食事療法は、飼い主さんの工夫次第でかなり効果が期待できる治療法ですが、万能ではないということ。愛猫の状態に合わせて、獣医さんとよく相談しながら進めていくことが大切ですね。
市販キャットフードおすすめ3選
糖尿病の猫ちゃんに市販のキャットフードを与える場合、どんなものを選べばいいのか迷っちゃいますよね。
ここではそんな方のために、おすすめの商品を3つ紹介するので参考にしてみてくださいね!
でも、どのフードを選ぶ際も、必ず獣医さんに相談してくださいね。猫ちゃんの状態に合わせて、最適なものを選ぶことが大切です。
あと、療法食じゃないとダメってわけではないんです。カナガンやグランツ、フィーラインナチュラルみたいな、高タンパク低糖質のフードを選ぶのもアリ。でも、その場合も獣医さんとよく相談して、量や与え方を調整してくださいね。
前述の通り、ちゅーるは糖質が多いから基本的には控えめに。代わりに療法食やおすすめのフードをメインに、バランスの取れた食事を心がけることが大切ですよ!
「猫が糖尿病の場合にちゅーるは大丈夫?」のまとめ
それでは最後に、この記事のポイントをまとめます!